データ最終更新
データ最終更新
この図は説明用のサーキット(実在のコースではありません)で、車は反時計回りに走ります。下がスタート/フィニッシュ、その下の並行する道がピットレーン、右が1コーナー、上が長いストレート、左上がヘアピン(ヘアピンのようにほぼ折り返す急カーブ)です。
F1(フォーミュラ1)は、1人乗りでタイヤがむき出しのレーシングカーでサーキットを走り、速さを競います。各レースでは11チーム・計22台が一斉にスタートし、決められた周回数(約305キロ)を走ります。
最初に走り終えて白黒の格子模様の旗(チェッカーフラッグ)を受けたドライバーの勝ちです。レース中は「ピットレーン」に入ってタイヤを交換し(ピットストップ)、その速さも順位に影響します。
毎年、世界各地で20戦以上の「グランプリ」が開かれ、1戦ごとにドライバーとチームにポイントがたまっていきます。次の4ページでは、レースウィークエンドの流れ、ポイント、旗、ペナルティの順に見ていきます。
スプリントと決勝の違い:
距離約100kmで、決勝のおよそ3分の1。
ポイント上位8人だけが8点から1点を得る。
ピットストップピットストップの義務はない。
| 用語 | 略語 | カテゴリ | 説明 | 使い方・補足 |
|---|---|---|---|---|
ダーティエアDirty Air | 前を走るマシンが生む乱流で、後続車のダウンフォースを減少させる空気のこと。 | フロントウイングの効きが落ちるため、ダーティエアでは接近走行が難しくなる。 | ||
パルクフェルメParc Fermé | FIA が車両を管理し、限られたセット変更のみ許される状態。 | 予選後はパルクフェルメに入り、チームは選んだセットで戦う必要がある。 | ||
スリップストリームSlipstream | 前車の後ろに入ることで空気抵抗が減少する現象。 | チームは長いストレートで味方にスリップを与える作戦を取ることがある。 | ||
クリッピングポイントApex | 最速ラインを通るためにマシンを内側に寄せるコーナーの頂点。 | クリッピングポイントを外すとコーナリングスピードが落ち、立ち上がりが犠牲になる。 | ||
理想ラインRacing Line | コーナーの進入・頂点・立ち上がりを最適化した最速の走行ライン。 | 週末が進むとラバーが乗った部分がレーシングラインとしてくっきりしてくる。 | ||
トラックリミットTrack Limits | 白線で示されたコースの境界で、車両はここから外れてはならないと規定されている。 | トラックリミットの違反を繰り返すと警告の後にタイムペナルティが科される。 | ||
青旗Blue Flag | 遅い車両に対し、後方の速い車を妨げずに先に行かせるよう示す旗。 | 青旗を無視すると走路妨害でペナルティを受ける可能性がある。 | ||
黄旗Yellow Flag | 前方に危険があることを知らせ、ドライバーは減速して進路変更に備えなければならない合図。 | ダブルイエローでは大幅な減速と追い越し禁止が課される。 | ||
セーフティカーSafety Car SC | SC | 重大なインシデントが起きた際にレースをニュートラル化し、隊列を先導する車両。 | セーフティカー導入時に無料のピットストップを狙うチームが多い。 | |
バーチャルセーフティカーVirtual Safety Car VSC | VSC | 隊列をまとめることなく区間ごとの最低タイムを強制するレースのニュートラル措置。 | VSC中はデルタをプラスに保つ必要がある。 | |
アンダーステアUndersteer | フロントタイヤが先にグリップを失い、コーナーで外へ膨らむ挙動。 | アンダーステアにはフロントウイング角度やブレーキバランスの調整が用いられる。 | ||
オーバーステアOversteer | リアタイヤが先にグリップを失い、車体が想定以上に向きを変える挙動。 | 予選では回頭性を得るため少しオーバーステアを好むが、決勝では安定性を重視して抑える。 | ||
ロックアップLock-Up | ブレーキングでタイヤが回転を止めて滑る現象で、フラットスポットを生むことが多い。 | ブレーキが冷えているとオープニングコーナーでロックアップしやすい。 | ||
周回Lap | フィニッシュラインからコースを1周して戻ること。決勝の長さは周回数で決まる。 | 彼は残り20周でピットに入った。 | ||
ピットレーンPit Lane | メインストレート脇の車線。各チームがガレージ前でマシンを整備し、制限速度は通常時速80km。 | 彼はピットレーンでの速度違反で罰を受けた。 | ||
チェッカーフラッグChequered Flag | フィニッシュラインで振られ、セッションの終了を告げる白黒の旗。最初に受けた者が優勝。 | 彼は逃げ切ってチェッカーを受けた。 | ||
赤旗Red Flag | セッションを中断する旗。全車が減速してピットレーンへ戻る。大きな事故や危険な天候で出される。 | ターン1の事故で赤旗中断となった。 | ||
表彰台Podium | 決勝の上位3人。レース後に表彰台でトロフィーを受け取る。 | 彼にとって今季初の表彰台だった。 | ||
ドライバーズチャンピオンシップDrivers' Championship | ドライバーの年間タイトル。各決勝の上位10人に25・18・15・12・10・8・6・4・2・1点、スプリントは上位8人に点が入る。 | 彼はランキングで12点リードしている。 | ||
コンストラクターズチャンピオンシップConstructors' Championship | チームの年間タイトル。2台分のポイントを合計し、最終順位で分配金も決まる。 | 2台入賞でコンストラクターズ2位を守った。 | ||
アウトラップOut Lap | ピットを出て最初に走る周回で、タイヤを温めたりアタックの準備に使う。 | アウトラップでブレーキとタイヤ温度を整えることがアタック成功の鍵となる。 | ||
フライングラップFlying Lap | ウォームアップ後に全力で走る計測ラップで、予選で最速タイムを狙う。 | チームはスリップを使ったりしてフライングラップでのクリアラップを確保する。 | ||
クールダウンラップCool-Down Lap | タイムアタックやレース終了後に速度を落としてタイヤやブレーキを冷ます周回。 | インラップでは必要に応じてマーブルを拾い、車検の重量を確保することがある。 | ||
フォーメーションラップFormation Lap | 決勝スタート前にグリッドを離れてタイヤを温め、再び所定の位置に整列する周回。 | フォーメーションラップで蛇行やバーンアウトを行い、タイヤ温度を上げる。 | ||
レコノサンスラップReconnaissance Lap | フォーメーションラップ前にピットからグリッドへ向かい、マシンと路面状況を確認する周回。 | ピットレーンが閉まるまで複数回のレコノサンスラップが可能だ。 | ||
フリー走行1回目Free Practice 1 FP1 | FP1 | 週末最初の走行で、基礎データの収集や若手ドライバーの起用に充てられることが多い。 | FP1で新しいエアロパッケージを試し、セットを固めていく。 | |
フリー走行2回目Free Practice 2 FP2 | FP2 | 決勝と近い時間帯で行われ、レースシミュレーションに充てられることが多い。 | FP2のロングランペースがタイヤの挙動を最もよく示す。 | |
フリー走行3回目Free Practice 3 FP3 | FP3 | 予選前最後の走行で、短いアタックとセットアップの微調整に集中する。 | FP3がパルクフェルメ前に予選仕様を確認できる最後の機会となる。 | |
予選Qualifying | 3段階のノックアウト方式でスターティンググリッドを決める計時セッション。 | 予選の速さは新品タイヤを引き出す力がどのチームにあるかを示す。 | ||
Q1 Q1 | Q1 | 予選の最初のセッションで、下位5台が脱落する。 | 狭い市街地サーキットではQ1でのトラフィック処理が重要。 | |
Q2 Q2 | Q2 | 予選の第2セッションで、トップ10進出者を決めつつ5台が脱落する。 | Q2では確実に進出するために2セットのタイヤを投入することもある。 | |
Q3 Q3 | Q3 | 予選の最終セッションで、残った10台がポールポジションを争う。 | 高速サーキットではQ3でのポール争いにスリップストリームが影響する。 | |
スプリントSprint | 一部の週末で開催され、ポイントが与えられる短距離レースで本戦とは別の結果となる。 | スプリントでのリスクを管理し、本戦への影響を最小限に抑える必要がある。 | ||
スプリント予選Sprint Qualifying | スプリント週末にスプリントのスタート順を決める短い予選セッション。 | 2026年規則では、ドライ時のSQ1/SQ2はミディアム指定、SQ3はソフト指定となる。 | ||
グランプリGrand Prix | 選手権の1戦。1つのサーキットで行うレースウィークエンドで、日曜の約305kmの決勝で締めくくる(モナコは短い)。 | 2027年シーズンは全24戦のグランプリ。 | ||
スターティンググリッドStarting Grid | スタートライン後方に描かれた位置。予選順に左右互い違いの2列で並ぶ。 | 彼はグリッド3列目からスタートする。 | ||
ポールポジションPole Position | スターティンググリッドの先頭。予選最終段階(Q3)の最速タイムで獲得する。 | 彼女は0.1秒差でポールを獲得した。 | ||
ブラックアウトLights Out | スタンディングスタートの合図。5つの赤ランプが順に点灯し、すべて消えた瞬間にレースが始まる。 | ブラックアウト、レーススタート! | ||
アンダーカットUndercut | ライバルより先にピットインし、新品タイヤでタイムを稼ぐ戦略。 | タイヤ劣化が激しいときはアンダーカットがより効果的になる。 | ||
オーバーカットOvercut | ライバルより長く走り続け、クリアなトラックやタイヤ差を生かす戦略。 | タイヤの持ちが良く前方が空いている状況でオーバーカットが決まりやすい。 | ||
ボックス・ボックスBox, Box | 今の周回の終わりにピットへ入るよう指示する無線メッセージ。 | エンジニアは「ボックス、ボックス」と繰り返して指示を明確にする。 | ||
デルタタイムDelta Time | セーフティカーやVSC時に守るべき最低タイム基準を示す数値。 | ステアリングのディスプレイを見てデルタをグリーンに保つよう管理する。 | ||
ピットウインドウPit Window | タイヤ寿命や燃料、トラフィックを考慮して設定するピットイン予定周回の範囲。 | セーフティカー導入で予定より早くピットウインドウを切り上げざるを得ないことがある。 | ||
オフセット戦略Offset Strategy | ライバルと異なるコンパウンド順を採用し、別のタイミングでペースや寿命の優位を作る戦略。 | チームは複数の展開に備えるため、2台のマシンで戦略をずらすことがある。 | ||
スプリット戦略Split Strategy | 不確実性に備えるため、チームが2台を異なるレースプランで走らせる手法。 | スプリット戦略なら1台がセーフティカー頼みの賭けに出て、もう1台が確実策を取れる。 | ||
ワンストップOne-Stop | 1回のピットストップで戦う戦略で、各スティントのタイヤを持たせる必要がある。 | デグが少なくピットロスが大きいサーキットではワンストップが有利に働く。 | ||
ツーストップTwo-Stop | 2回のピットストップでタイヤを常に最適な温度と摩耗域に保つ戦略。 | バルセロナのようなデグが大きいコースではツーストップが報われることが多い。 | ||
セーフティカーピットストップSafety Car Pit Stop | セーフティカー導入中に行うピットストップで、走り続けるライバルよりタイムロスが小さい。 | 終盤のセーフティカーで無料ピットを狙えるよう、タイヤを温存するチームもある。 | ||
オルタネートタイヤ戦略Alternate Tyre Strategy | 義務付けられた別コンパウンドを早めに使い、終盤の戦略幅を広げる手法。 | オルタネート戦略で遅い車の後ろに詰まるリスクを減らせる。 | ||
ピットストップPit Stop | レース中にピットボックスへ止め、クルーがタイヤを交換すること。通常3秒以内。ドライの決勝では2種類のドライコンパウンドの使用が義務。 | 遅いピットストップで2つ順位を落とした。 | ||
CコンパウンドC-Compound C1–C5 | C1–C5 | ピレリが定めるドライタイヤ5種類の呼称で、最も硬いC1から最も柔らかいC5まである。 | 毎戦FIAが3種類を選び、その週末のハード・ミディアム・ソフトとして使用する。 | |
ハードタイヤHard Tyre H | H | サイドに白いマーキングを持つスリックで、最も耐久性があるがピークグリップは低い。 | 暑いレースでは長いディフェンシブスティントにハードを使うことが多い。 | |
ミディアムタイヤMedium Tyre M | M | サイドに黄色マーキングを持つスリックで、寿命と速さのバランスが良く決勝で多用される。 | セーフティカー明けのリスタートでは多くがミディアムを履いている。 | |
ソフトタイヤSoft Tyre S | S | サイドが赤いスリックで、最もグリップが高いが消耗も早い。 | ソフトは予選や終盤の攻勢に最適だ。 | |
スリックタイヤSlick Tyres | トレッドに溝がなく、ドライ路面で接地面積とグリップを最大化するタイヤ。 | 路面が十分乾いてラインが出てくるとスリックに履き替える。 | ||
グレイニングGraining | タイヤ表面のゴムが粒状に剥がれ、グリップが一時的に低下する現象。 | 路面温度が低いときやスライドした際に特にフロントタイヤで起こりやすい。 | ||
ブリスターBlistering | タイヤ表面が過熱して気泡ができ、大きなゴム片が剥がれる現象。 | 過度なキャンバーや攻めたセットでは暑い日にブリスターが発生しやすい。 | ||
フラットスポットFlat Spot | ロックアップの後にタイヤ表面が平らに削れて振動を生む現象。 | 大きなフラットスポットができると追加のピットインを余儀なくされる。 | ||
マーブルMarbles | レーシングライン外に溜まるタイヤかすで、拾うとグリップが落ちる。 | レース終盤はラインを外すとマーブルで滑りやすいため追い越しを躊躇する。 | ||
ヒートサイクルHeat Cycle | タイヤを温めてから冷ます一連の過程で、再使用時の特性に影響を与える。 | スクラブドタイヤは一度ヒートサイクルを済ませており、内圧が安定する。 | ||
スクラブドタイヤScrubbed Tyres | 離型剤を落とし内圧を安定させるために軽く走らせたタイヤ。 | 決勝スタートに備えてフリー走行でタイヤをスクラブしておくことが多い。 | ||
タイヤブランケットTyre Blankets | 装着前に規定温度までタイヤを予熱する電熱カバー。 | タイヤブランケットの加熱時間を厳密に管理し、過熱させずに適温を保つ。 | ||
MGU-K MGU-K | MGU-K | ブレーキングでエネルギーを回収し、必要に応じて駆動系へ電力を供給するハイブリッドユニット。 | MGU-Kのデプロイマップを最適化し、タイムとエネルギーのバランスを取る。 | |
MGU-H MGU-H | MGU-H | 2014〜2025年のハイブリッド時代に使われた熱エネルギー回生用モータージェネレーター。ターボチャージャーから排気エネルギーを回収し、ターボ回転を制御した。 | 2026年以前のパワーユニット解説ではMGU-Hが出てくるが、現行2026規則のPU要素には含まれない。 | |
ERS ERS | ERS | F1マシンでエネルギーを回収・放出するハイブリッド各部を指す総称。 | ストレートで守るときや落ち着いた周回に充電するときなどERSモードを切り替える。 | |
エナジーストアEnergy Store ES | ES | 回収した電気エネルギーを蓄えておく高電圧バッテリーパック。 | 暑い市街地ではエナジーストアの温度管理が特に重要になる。 | |
内燃エンジンInternal Combustion Engine ICE | ICE | 1.6リッターV6ターボエンジンで、パワーユニットの燃焼部分を担う。 | ICEの走行距離を管理し、信頼性が落ちる前に交換計画を立てる。 | |
ターボチャージャーTurbocharger TC | TC | 排気エネルギーで作動し、吸気を圧縮して出力を高める装置。 | スティント終盤の出力低下を防ぐため、ターボの温度管理が徹底される。 | |
コントロールエレクトロニクスControl Electronics CE | CE | ハイブリッドシステムやエンジン設定、データ記録を制御する標準電子機器。 | エンジン自体に問題がなくても、コントロールエレクトロニクスの不具合でリタイアすることがある。 | |
ブレーキ・バイ・ワイヤBrake-By-Wire BBW | BBW | 後輪ブレーキ圧と回生を電子制御で最適化するシステムで、機械的なリンクを用いない。 | ハイブリッドの回生に合わせてブレーキバイワイヤのマップを調整し、踏力の感覚を揃える。 | |
フロントウイングFront Wing | マシン先端に位置する主要エアロパーツで、ダウンフォースを生みつつ空気を導く。 | セッション間にバランスを変える手段としてフロントフラップ角の調整が用いられる。 | ||
リアウイングRear Wing | ギアボックス上に搭載され、後輪のダウンフォースの大半を担う大型ウイング。 | サーキットの特性に合わせてリアウイングの角度や仕様を変更する。 | ||
ビームウイングBeam Wing | エンドプレート下部に取り付けられ、ディフューザーの気流を整えて安定性を高める補助ウイング。 | ストレートが多いサーキットではドラッグ低減のためビームウイングを削ることがある。 | ||
ディフューザーDiffuser | フロア後端が持ち上がった部分で、気流を加速させて負圧を生み出しダウンフォースを得る。 | ウイングが無傷でもディフューザーを損傷するとグリップが大きく低下する。 | ||
フロアFloor | 車体下部の大きなエアロ面で、ベンチュリトンネルを通じてグラウンドエフェクトを発生させる。 | 路面の凹凸でフロアが失速しないよう、車高センサーで管理している。 | ||
サイドポッドSidepod | コックピット両側に位置し、ラジエーターや冷却ダクト、エアロ形状を収めるボディワーク。 | サイドポッドの形状によって冷却効率や後方への気流が変わる。 | ||
ハロHalo | コックピット開口部を囲み、飛来物を逸らしてドライバーの頭部を守るチタン製構造。 | 重大クラッシュでハロの命を守る効果が幾度も証明されている。 | ||
サバイバルセルSurvival Cell | ドライバーと燃料タンクを収め、強大な衝撃に耐えるカーボン製モノコック。 | サバイバルセルは毎年厳しい静的・動的クラッシュテストを受ける。 | ||
プッシュロッドサスペンションPushrod Suspension | ホイールハブに繋がるロッドが上方向に押して、シャシー内側に配置したスプリングとダンパーを作動させる方式。 | 多くのチームがステアリング周りのレイアウトを容易にするためフロントにプッシュロッドを用いる。 | ||
プルロッドサスペンションPullrod Suspension | ロッドが下方へ引っ張り、シャシー下部に置かれたサスペンション要素を作動させる構造で、重心を下げられる。 | 複数のチームがディフューザー上の気流を整えるためリアにプルロッドを採用している。 | ||
ブレーキダクトBrake Duct | ホイール周辺に設けられ、ブレーキを冷却しつつタイヤ周りの気流を整える吸気口。 | 気温やブレーキ負荷に応じてブレーキダクトのサイズを変更する。 | ||
オーバーテイクモードOvertake Mode | 2026年から、検知ポイントで前車と1秒以内にいるドライバーは追加の電気エネルギーで仕掛けられる。2025年までのDRSに代わる仕組み。 | 彼はオーバーテイクモードでバックストレートで抜いた。 | ||
ブーストモードBoost Mode | ドライバーがボタンで作動させ、コース上どこでもエンジンとバッテリーの最大出力を出す。攻撃にも防御にも使え、電力が尽きれば終わり。 | 彼はブーストを最終コーナーの防御に取っておいた。 | ||
アクティブエアロActive Aero | 2026年からフロントとリアのウイングが動く。指定ストレートではストレートモードで翼を寝かせて抵抗を減らし、コーナーモードでダウンフォースを戻す。 | ストレートモードは追走車だけでなく全員がメインストレートで使える。 | ||
パープルセクターPurple Sector | タイミングモニターで紫色表示される区間タイムで、全車中最速を示す。 | 予選中にドライバーがセクター2でパープルを記録すると実況で触れられる。 | ||
グリーンセクターGreen Sector | ドライバー自身のベストだが全体最速ではない区間タイムを示す色。 | グリーンが続くとドライバーが周回ごとにペースを上げていることが分かる。 | ||
イエローセクターYellow Sector | 自己ベストより遅い区間タイムを示す色で、トラフィックやミスが原因となる。 | エンジニアはイエローの出た区間を調べ、どこでタイムを失ったか確認する。 | ||
リフト・アンド・コーストLift and Coast | ブレーキポイント手前で早めにアクセルを抜き、惰性で走って燃費や温度を管理する走法。 | 市街地サーキットではブレーキの過熱を避けるためリフト&コーストが指示される。 | ||
ブレーキマジックBrake Magic | メルセデスが使用する用語で、フォーメーションラップでフロントブレーキとタイヤを温める極端なブレーキバランス設定。 | リスタートで解除し忘れるとフロントが簡単にロックしてしまう危険がある。 | ||
テレメトリーストリームTelemetry Stream | マシンからピットウォールへリアルタイムで送られるセンサーデータの連続伝送。 | テレメトリーの異常値を早期に検知して故障を未然に防ぐ。 | ||
スロットルトレースThrottle Trace | 時間経過に対するアクセル開度を示し、ドライビングや車の反応を分析するグラフ。 | チームメイト同士のスロットルトレースを比べると誰が早く踏み始めているかが分かる。 | ||
ブレーキトレースBrake Trace | 1周を通じてのブレーキ圧を示し、コントロールやトレイルブレーキング、バランスを評価するグラフ。 | ブレーキトレースを見れば、強いブレーキングゾーンで早めに踏み抜いているかが分かり自信の有無を評価できる。 | ||
ストラットモードStrat Mode | ステアリングで選択するエンジンとハイブリッド放出のプリセットマップで、出力と効率を切り替える。 | ドライバーはアタック時と省エネ時でストラットモードを切り替える。 | ||
ドライブスルーペナルティDrive-Through Penalty | ピットレーンを減速して通過しなければならない罰則で、大きなタイムロスとなる。 | フライングスタートや度重なるトラックリミット違反で課されることが多い。 | ||
ストップ・アンド・ゴーペナルティStop-Go Penalty | ピットボックスで所定時間停止した後に再スタートしなければならない罰則。 | 10秒のストップゴーは失格を除けば最も重いレース中の罰則の一つ。 | ||
グリッドペナルティGrid Penalty | レース前にグリッドを規定数下げられる処分で、パワーユニット交換などで科されることが多い。 | 多数のグリッド降格を受ける場合、チームは新品パワーユニットを投入して最後尾スタートを選ぶことがある。 | ||
タイムペナルティTime Penalty | 決まった秒数がレースタイムに加算されるか、次のピットストップで停止して消化する罰則。 | 5秒加算はトラックリミット違反や危険なピットリリースでよく科される。 | ||
戒告Reprimand | スチュワードが出す公式の警告で、累積すると追加処分につながることがある。 | シーズン中に3回の戒告を受け、そのうち2回以上が運転面の違反の場合は10グリッド降格となる。 | ||
ペナルティポイントPenalty Points | インシデントによりFIAスーパーライセンスに加算されるポイントで、12か月以内に12点に達すると出場停止となる。 | ドライバーはグランプリ欠場にならないようペナルティポイントの残数を把握している。 | ||
黒白旗Black and White Flag | 非紳士的行為に対する最後の警告として振られ、これ以上の違反で処分が科される。 | 繰り返しのウェービングやトラックリミット違反で黒白旗が提示されることがある。 | ||
黒旗Black Flag | ドライバーに失格を告げ、直ちにピットへ戻るよう命じる旗。 | 黒旗を無視するとFIAからさらなる処分を受ける可能性がある。 | ||
トラックエボリューションTrack Evolution | セッションや週末を通してラバーの付着や温度上昇により路面グリップが向上していくこと。 | 予選では路面が最も良くなる終盤にアタックを行うよう計画する。 | ||
インターミディエイトタイヤIntermediate Tyres INT | INT | 緑のマーキングが施された軽い雨や乾きかけの路面向けウェットタイヤで、浅い溝を持つ。 | 完全に乾いた路面ではインターミディエイトはすぐにオーバーヒートするため、スリックへの交換が必要になる。 | |
フルウェットタイヤFull Wet Tyres WET | WET | 青いマーキングが入った深い溝のウェットタイヤで、多量のスタンディングウォーターを排水できる。 | 大量のスタンディングウォーターや視界不良の際にフルウェットが使用される。 | |
クロスオーバーポイントCrossover Point | 路面が乾き、ウェットよりスリックの方が速くなるタイミング。 | チームはセクターデルタを見てスリックへのクロスオーバーを見極める。 | ||
アクアプレーニングAquaplaning | 路面に水膜ができてタイヤが浮き上がり、グリップを失って制御不能になる現象。 | フルウェットでも排水しきれないとき、ドライバーはアクアプレーニングを訴える。 | ||
ダンプパッチDamp Patch | レーシングラインより乾きが遅く、ドライバーを不意に滑らせる湿った路面。 | スリックでの予選ではラインを外して湿った部分を踏むと一気にタイムを失う。 | ||
路面温度Track Temperature | アスファルト表面の温度で、タイヤの性能や劣化に大きく影響する。 | チームは路面温度を見ながらスタート時のタイヤ圧を決める。 | ||
気温Ambient Temperature | 周囲の空気の温度で、エンジン冷却やタイヤの温まり方に影響する。 | 気温が低いとタイヤを適正温度に保つのが難しくなる。 | ||
風向Wind Direction | サーキットに吹く風の向きで、ブレーキングやコーナリングバランスに影響する。 | 向かい風が強まると1コーナーのブレーキポイントを遅らせられる。 |
この表は、マシンシステム、セッション、戦略、タイヤコンパウンド、テレメトリ、ペナルティ、天候、路面状況に関する F1 用語を整理しています。中継、記事、レース週末のメモ、シムレースの会話を読み解くためのもので、ライブタイミングではありません。
検索はローカライズ用語、英語ラベル、略語、別名、キーワードに一致します。カテゴリでセッション、タイヤ、マシンシステム、テレメトリ、ペナルティ、天候、戦略を分けられるため、無線やレース分析の用語を素早く絞り込めます。
FIA 規則、スプリント関連の呼称、技術規定、競技手順はシーズンで変わります。このページは用語集として使い、規則、安全、競技、機材に関わる判断では FIA 文書、公式レースコントロール通知、チーム資料、シミュレーター設定ガイドを確認してください。
このテーマに関するよくある疑問と回答をまとめました。
各言語の用語、英語名、略語、別名、キーワードで検索できます。95項目をセッション、タイヤ、戦略、マシンシステム、テレメトリ・無線、ペナルティ、天候、基本概念で絞り込むこともできます。
アンダーカットは相手より先にピットへ入り、新品タイヤの速さで差を縮める戦略です。オーバーカットは相手の後まで走り続け、クリアな路面やタイヤ寿命の差を生かします。タイヤ劣化、交通量、前方の空き具合で有効な方法が変わります。
セーフティカーは実車が低速で隊列を先導し、車間をまとめます。バーチャルセーフティカーは実車の後ろに隊列を作らず、電子的に区間ごとの最低タイム差を課します。
はい。セッション名、技術用語、手順はシーズンごとに変わることがあります。この表は2026年FIA規則と照合し、MGU-Hを2014〜2025年の旧用語として扱い、現行のSprint Qualifyingには旧称Sprint Shootoutも別名として残しています。規則に関わる判断では最新のFIA文書を確認してください。
このツールのデータは、以下の信頼できる情報源をもとに整理しています。
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